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名僧高僧墨蹟展 最終日

2015年3月28日

様々なご高名な方々の書を一堂に会した
「名僧高僧墨蹟展」も本日で最終日となりました。

利久でも初めての試みとなりました今回のイベント。
最初は、どのようになるのかと不安も大きいものではございましたが
様々な方がにご来場いただき、
また、当初目的としておりました
「書に触れ、心に触れる時間をお届けする」という事も
ご来場者の皆様からのお声をお伺いしているとある程度は達成できたのではないかと思います。

そんな墨蹟展の中でとあるお茶の先生と出会いました。
その先生は、現在、様々な小学校にお茶を教えに行っていらっしゃるんですが
お茶を教える前に、必ず床の間のお話をされるそうでございます。

書院造の建物が出来た際に出来たとされる床の間は
もともとは、仏様や仏教思想に繋がる場所とされていたようで
一段高くなっているのも、仏様が座る場所として高くなっているそうでございます。
そして、そこに掛けられる掛け軸は、その時々の想いなどを具現化したものであり
お家の中で、非常に大切にされていたそうでございます。
しかし、最近ではあまり見かける事も少なくなり
お子様たちも、その物自体を知らないので
中々、そういう心に触れる機会も少ないという事で
その先生は、まず最初に床の間のお話をなさるそうです。

お茶席に招かれたことがある方ならご存知かと思いますが
仏様の想いに寄り添う場所としての床の間なので
まず、招かれた際には、そこを一番に詣り
その想いにより添う事で、お招きいただいた方の胸中を知る事から
始めるとの事をお教えになっているそうでございます。

相手の心を推し量りながら、それを感じる事で自分を律し
それを重ねる事で、自分を磨く心というのは
大切な事でありがなら、中々体現できていないようにも思うこの頃でございましたので
改めて、その教育の中に取り入れられた姿勢に非常に感銘を受けると共に
自分自身を見つめなおすきっかけを頂いたように思います。

これからも、折に触れ「名僧高僧墨蹟展」を開催していこうと思っておりますので
皆様、宜しかったら一度ご来場いただき、その心に触れて頂ければ幸いに存じます。

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