きもの利久 HOME > 雛飾り

photo

雛飾り

2014年1月31日

本日は、明日から始まります
鶴田真雅鶴さんの真多呂人形「雛祭り」展の飾り替えでございました。



260年もの歴史を持つ
木に、着物を纏わせる木目込み人形。
そして、その技術を更に飛躍させ真多呂人形として…
世の人に伝統と感動を伝えるそんな日本古来のお人形を
雛祭りに向けて展示致しました。



色鮮やかな衣装に身を包んだ一体一体のお人形は
とても表情豊かに、場を彩っているように思います。



雛祭りまで展示する予定にしておりますので
皆様も、是非そんな素敵な雛飾りの数々を
ご覧頂ければと思います。



そんな、木目込み人形を見ながら
先生とのある会話を思い出しておりました。



とにかく素敵な人形を創りたいと思う先生の想いは
製作を始められて約40年経たれても留まる所を知らないご様子で
これまでも、もっと表情豊かな人形を創るためには
筆遣いがうまくならなければという事で
日本画法や金彩画法、そして書道などを通して筆遣いを学ばれたり
お人形さんが暮らしていた時代背景を知らなければ
生き生きとした作品が創れないのでは?という思いから
歴史や、その当時から親しまれている三味線や長唄など
芸術面での造形を深められたりと
その、製作にかける貪欲さというか
探求心に、本当に脱帽した日の事を思い出しました。



仕事のシーンにおいても
「出来る事は何なのか?全てをやりつくしているか?」と
自問自答する時がある方も多くいらっしゃるかと思いますが
先生のように楽しみながら恒常的に製作に打ち込まれる姿は
後から続く、僕のような世代の人間にも
本当に勇気を頂けます。



どんなに行き詰った時でも、
こういう話を思い出すと、
「まだまだ、やれる事が必ずある」と奮起できるからです。



伝統を守り、繋げるという事は
時として、本当に困難な場面も多くございますが
時代に合わせ、でも残さなければならない部分を残し
そこを間違わずに、良い形で次代に繋げていかなければと思います。



そんな事を考えさせられる本日でございました。



そんな本日のお写真は、
私にそんな想いを抱かせてくれた先生の雛飾りのお写真です。
まだまだ多数展示されておりますので、
皆様も、是非お越しください!!!

雛飾り