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秋冬着物コーディネート 京友禅訪問着「楓」×袋帯「芦鶴祥」

2014年9月26日

本日のコーディネートは
前回に引き続き訪問着でございますが
加賀友禅ではなく、京友禅をご紹介させて頂きます。

黒地に白と金で絶妙な無地場を演出しながら描かれた「楓」は
モダンでありながら日本的な感じも漂う
とても秀逸なお召し物のように思います。

そんな楓、良く秋のお召し物という風に言われる事がございますが
楓の語源には諸説あり、蛙の手が転じて「還る手」となり干支が一周するという意味で幸せを表す文様という捉えられ方もあれば
四季を通じて、様々な色に変化するということから、見るものを楽しませ続ける幸福な木と表現されることもございます。
そんな中で、私が一番好きな表現は、蛙手に近しいのですが「幸せを掴む」という意味でございます。

そんな意味でも、暗闇の中に光明を見出し「幸せを掴みだそう」としている今回の訪問着は
季節を問わず素敵にお召し頂ける一枚のように思います。

そんな素敵な訪問着に合わせるのは芦畑の中を悠然と飛び立つ鶴を描いた「芦鶴祥」の袋帯でございます。
ちなみに、「祥」という時には「めでたい」という意味があり
芦畑から飛び立つ渡り鳥(鶴)が今年も無事飛び立ったという意味合いがあるのではと思います。

そんな「幸せな旅立ち」を予感させるコーディネート。
出会いを感じる素敵な日に、是非お召し頂ければ幸いです。

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