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秋冬着物コーディネート 米琉紬「小鳥」×紬地の染帯「唐芋」

2014年9月15日

最近、日陰に入ると秋の心地よい風を感じる事が多くなったように思います。
夏時期は、少なかった着物姿の方も
着物が似合う街「太宰府」に少しずつ増え
まだ色づきの浅い山々を背景に街に彩を添えているように思います。

そんな本日のコーディネートは
置賜地方の米沢琉球紬、通称「米琉紬」に紬地の染帯を合わせてみました。

米沢琉球紬とは琉球紬に似ていることから、この名前がついたとされており
米沢藩第9代藩主の上杉治憲が藩政改革の一環として推進
様々な地域から織りや染めの技術者を集め下級武士の家内業として発展したと言われております。
しかし、あまり歴史的な記述は少なく
なぜここまで琉球の絣に似ているのかは私も詳しくは存じ上げないのですが
当時は女性が主体となって織物産業を支えていたと言われているので
もしかしたら、琉球の大交易時代の背景で琉球の織物をしていた女性が海を渡り
米沢の地で素敵な恋に落ちたような話があったのでは・・・。
とふと想いを巡らせてしまいました。

そんな魅惑の織物に、今回は紬地の染め帯を合わせてみました。
グレーとも紫ともいえぬ何とも奥深い地色に
大胆に「唐芋」の葉をあしらった帯は日本的というよりも
どこかアジアのノスタルジーを感じる仕上げになっているように思います。

ちなみに、唐芋とはサツマイモの別名で帯にもあしらってある蕾が開くと
アサガオのような綺麗な花が咲くと言われております。

花が咲く前の刹那の瞬間を閉じ込めた一品と
歴史を感じさせるお着物との共演。

宜しかったら是非、秋のお出かけにお召しになってはいかがでしょうか・・・。

写真 1

写真 2


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