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秋着物コーディネート 米沢紬(置賜紬)×紬地に絞りの帯

2014年10月1日

10月に入り、利久の門前の桜の木からは
風に揺られた落ち葉が
所狭しと舞い降りております。

そんな秋の深まりを感じるこの季節のコーディネートとして
本日は、米沢紬と紬地に素敵な絞りをあしらった帯をコーディネートしてみました。

山形県の米沢盆地周辺で創られる米沢紬。
長井町で織られる長井紬や白鷹紬、白鷹御召とあわせて
置賜紬(おきたまつむぎ)ということもある今回の紬は
以前、大河にもなった直江兼次や後に藩主となった上杉治憲が大きく関連し
現在の生産体制の土台をおつくりになられました。

東北の小国という事もあり、財政はひっ迫。
下級武士には満足な手当てもなかったと以前読んだことがありますが
結束が固く藩や村が一体となることで
その苦境を乗り越えたと言われているそうでございます。
そんな苦境を乗り越える策の一つとして
織物を基本とした副業を推奨し、様々な形で藩に貢献したと言われております。
今回の米沢紬もそうですが、
織物には、本当にその土地や情勢、そしてそこに息づいてきた方たちの知恵や想いが
沢山詰まっているように思います。

そんな本日のお召し物は、紫・さくら・栗の幹や根を染料として染め上げられた一品でございます。
本当に、米沢を含め東北の織物というものは、その土地特有の風合いがあるように思います。

そんな素敵なお召し物に合わせるのは、こちらも紬地の絞りの帯でございます。
辻が花のような風合いを持つ、枯れ葉繋ぎの柄は
今まさに門前お彩る桜の枯れ葉のように秋の雰囲気を存分に感じる一枚でございます。

また、米沢紬の紫と紬地のピンク色が柔らかな風合いを醸し出し
秋のお出かけを、より一層素敵に彩ってくれるかと思います。
宜しかったら是非お召し頂ければ幸いです。

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