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夏着物コーディネート 明石縮×モダンな柄の麻の帯
2014年7月8日
本日のコーディネートは
以前にも登場いたしました麻の帯を夏のコーディネートとして
リアレンジいたしました。
季節感漂う、涼やかなお召し物「明石縮」
400年もの昔から愛され続けている夏のお召し物。
強撚糸だからこそ、撚りをかけたときに不純物が凝縮されてしまいますので
通常の糸ではわからないような不純物さえも丁寧に丁寧に取り除き
糸も、出来る限り不純物の少ない中心部分のみを使用して作られる明石縮は
十日町小唄の中でも「着たら放せぬ味の良さ」と表現されるように
蝉の翅のような軽やかさを実現した最良のお召し物の一つでございます。
そんな明石縮の中で、本日はグレー地を基本としながらも
少し粋な感じでお召しいただけるように様々な色で織り上げられたものをコーディネートしてみました。
涼やかな色味を好むこの時期に、彩を添える一枚として
また人とは少し違う雰囲気を醸し出す一枚としても素晴らしいものように感じます。
そんな素敵なお召し物でしたので
本日は、少しモダンな感じを演出しようと
麻地に、紫色と黄色を丁寧にあしらった帯を合わせてみました。
明石縮の中にも含まれる紫色が、帯とのコントラストを素敵に表現しているのではと思います・・・。
夏のお出かけの装いに、是非お召しいただければ幸いです・・・。